本日、行われました上位リーグ決勝トーナメント 決勝の結果について報告させていただきます。
【上位リーグ決勝トーナメント 決勝 】11/4 福岡大学Bselect 3-4 福岡大学A2
決勝 11月4日 13:00 Kick off @福岡大学仮設サッカー場 気温:19°C 天気:晴れ
福岡大学Bselect 3(2-2)4 福岡大学A2
得点者
福岡大学Bselect:31′ 80’川元、40’山河
福岡大学A2:13’藤井、45’三好、49′ 90+1 酒井
福岡大学メンバー表
スターティングメンバー | サブ | ||||
ポジション | 背番号 | 名 前(交代) | ポジション | 背番号 | 名 前(交代) |
GK | 1 | 三家本 航 | GK | 21 | 橋塚 雅秀 |
DF | 22 | 新城 地大 | DF | 29 | 平山 将太郎 |
DF | 26 | 岩本 侑大(90+2’OUT) | MF | 25 | 鶴崎 大詩 |
DF | 4 | 大嶋 凌成 | MF | 8 | 川口 翼 |
DF | 2 | 野崎 聡 | MF | 7 | 池元 馨(69’IN) |
MF | 14 | 横山 太一 | FW | 5 | 渡邊 翔太(90+2’IN) |
MF | 6 | 日置 舞哉(80’OUT) | FW | 18 | 出口 陸(80’IN) |
MF | 28 | 川元 翔太 | FW | 11 | 東 弘晟(50’IN) |
MF | 3 | 今村 将宏(50′ OUT) | |||
FW | 10 | 村上 宗太郎 | |||
FW | 9 | 山河 大将(69OUT)’ |
マッチレポート
全国をかけた一戦は、連覇をかけた福大A2と3年主体の福大Bselectとの福大ダービーとなった。この2チームは上位リーグで対戦しており、1-1の引き分けだった。立ち上がりは、Bselectが前線からプレッシャーをかけA2DFラインのミスを誘う。しかし、最初にチャンスを作ったのは、A2。5分、MF91酒井のコーナーキックからFW34藤井が左足で合わせるがDFがゴールラインで懸命にクリア。13分、均衡が破れる。左サイド深い位置からのロングスローのこぼれ球をA2MF98愛川がダイレクトでシュート。A2FW34藤井が軌道を変えボールはゴールに吸い込まれる。先制されたBselectは、サイドのMF28川元、DF3今村を起点にチャンスを作るが一歩のところでシュートまでいけない。だが、31分、Bselectに同点弾が生まれる。FW9山河のポストプレーからのスルーパスに抜け出したMF28川元がキーパーとの1vs1を制し貴重な同点ゴールを奪う。39分、次にスコアを動かしたのはBselectだった。MF6日置の縦パスからMF10村上がターンしてシュート。A2GK16津村が一度は弾くがこぼれ球をFW9山河が詰め逆転する。しかし、A2は前半ロスタイムに同点に追いつく。A2MF7谷川のスルーパスに反応したA2FW33三好がループで決め、前半は2-2のまま終了する。後半、先にスコアを動かしたのはA2だった。49分、A2MF91酒井のサイドチェンジを受けたA2MF5村山のクロスを走りこんできた酒井が頭で合わせ逆転に成功する。同点に追いつきたいBselectはチーム得点王FW10村上を中心に攻撃を組み立てる。しかし、A2DFラインの集中した守りにシュートを打つことができない。対するA2は、途中出場のFW21大下をターゲットにカウンターを狙う。攻め続けたBselectにとうとう同点が生まれる。82分、DF2野崎の浮き球のパスを途中出場のFW18出口がヘディングで折り返しMF28川元が右足でボレーシュート。ボールはポストを叩きながらもゴールに吸い込まれ試合を振り出しにする。後半ロスタイムにドラマが待っていた。なかなか攻撃の糸口を掴めなかったA2だったが途中出場のMF46出上がドリブルで仕掛け左サイドからクロス。DFに競り勝ったMF91酒井がヘディングシュート。土壇場でA2に勝ち越し弾が生まれた。試合はこのまま4-3で終了。A2が連覇を達成し福島県のジェイビレッジで行われるIリーグ全国への切符を手に入れた。
監督コメント
福島 洋・・・上位リーグ最終戦におけるA2との対戦ではボールを支配され続け、結果こそ引き分けに終わりましたが、苦しい時間が多く選手たちも悔しい思いをしました。今日のゲームでは我々も勇気を持ってボールを動かす、相手のポゼッションに対して制限をかけ攻守にわたって積極的な試合をしようと話をしました。
選手たちはその言葉通り勇気を持ってゲームに臨みました。集中力が一瞬切れたところを藤井に決められ失点しましたが、積極的な攻守を繰り広げ前半のうちに川元、山河のゴールで逆転しました。しかしビルドアップのミスから前半終了間際に失点し同点とされました。
ハーフタイムには、いつも以上にマイボールの時間が多くなっているが、リスク管理を徹底すること、優先順位を外さずに攻撃することを確認しました。しかし後半の立ち上がりにプレスを剥がされ、クロスから失点。直後から東、池元、出口と攻撃の選手を投入し攻撃にアクセントを加えると、セットプレーの流れから川元がこの日 2点目となるゴールを決め同点。残り10分となり、失点をしないように気をつけながらゴールを目指していましたが、終了間際にクロスから酒井にヘディングを決められ敗戦となりました。
この日痛感したのはバランスを取る難しさです。攻撃しながらも守備の意識を高めようと話し、ベンチからも指示をしていましたが攻撃時間が長くなると、注意しようとしていても守備意識や全体のバランスが崩れ、4失点とも簡単にやられてしまいました。その辺りをベンチからコントロールできなかったことが敗因です。リーグ戦では勝点を落とすことも多く、勝利も僅差の試合ばかりで苦しい時期が続きました。しかしリーグ終盤からトーナメント戦にかけて、Bセレ全員でミーティングや練習中から話す事を増やし、チーム力が上がり、選手個々人も伸びてきただけに、全国まで行けばもっと彼らにとって大きく成長することができたと思います。今年のBセレクトは3年生と唯一の4年生村上がチームを引っ張ってきました。彼らのプレーだけでなく、彼らの練習に取り組む姿勢、ピッチ内外での素晴らしい振る舞いを、後輩たちには受け継いでもらいたいです。そしてそれ以上の取り組みを行い自らの目標に向かって行ってくれればこのチームでの活動がより意味あるものになると思います。Bセレクトで活動したメンバーは、引退する人、社会に出る人、サッカーを続ける人などそれぞれ別々の道を歩みますが、全員の今後に大いに期待します!A2の皆さんおめでとうございます。福岡大学の代表とし、九州代表とし全国優勝目指して頑張ってきてください!これまでBセレクトを応援してくれた全ての人に感謝します。ほんとうにありがとうございました!
選手コメント
三家本航・・・チーム全員で勝利を目指しましたがあと一歩届きませんでした。
個人的にもすごく悔しさが残る結果となってしまいました。
A2にはBセレの分も全国で頑張って欲しいです。
最後にたくさんの応援とこれまでのたくさんのサポートありがとうございました。
大嶋凌成・・・決勝戦ということで、これまで自分たちがやってきたことを自信を持ってピッチの上で表現すること、また、全国に行くという強い覚悟を持って試合に入ろうということを、全員で共有してこの試合に臨みました。
1戦目のA2戦のときと違い自分たちがボールを握る時間を勇気を持って作り出すことができましたが、リスク管理、一人一人の守備の意識が少し薄くなってしまう局面が多くなり失点を許してしまいました。負けたらシーズンが終わってしまうこの試合で結果を出すことができなかったことがただただ悔しいです。
しかしこのチームが成長していることを1番実感できる試合であったし、粘り強く闘えた試合だったと思います。
本日もたくさんの応援ありがとうございました。