今回選手日記を担当させていただきます。3年の北健志郎です。
「夢」
皆さんの夢はなんですか?
幼い頃に描いていた夢、大人になるにつれ変わった人もいると思います。
しかし誰しもが夢を持っていると思います。
その夢を叶えるためにこれまで努力し多くの時間を犠牲にして来てきたと思います。
でもなぜそこまでして頑張れたのですか?
この文章を通して僕が自分の夢に対してこれまで頑張ってこれた理由について話そうと思います。
僕の夢は、サッカーを始めた小学校1年生の夏休みから今も変わらず「プロサッカー選手になること」です。
僕は小学校時代から毎日父と練習している記憶しかないくらい友達と遊んだことがなかった。手を出されることも当たり前、自主練をしなければ家に入れなかったりもした。
それでも自分の夢を叶えるためにやるしかなかったし、これまでのことを全て無駄にしたくないから頑張ることができた。
チームに恵まれたこともあり小学校では全国3位になることができた。
中学は地元のパテオフットボールクラブ、高校は山口県の高川学園と親元を離れサッカーをした。
地元を離れたこともあり、結果を出して自分のこの選択が良かったと思えるように苦しく、つらいことが多かった3年間を頑張ることができたし、誰よりも努力したと胸を張って言える。
大学生に入ってからの2年間本当にいろいろなことを感じ、考えるようになった。
今までのようにうまくいかない。何をやっても結果が出ない。チャンスをもらっても自分で潰してしまう。
その当時サッカーを辞めたら自分には何もできないし何も残らないだからサッカーを頑張るしかないと思っていた。
大学2年生の新人戦では全国準優勝。
すごいと思うかもしれない。でも自分はこの新人戦決勝は出ていないし、大会を通してベンチにいる時間の方が長かった。言葉ではチームのために声を出したり、いい雰囲気を作ろうとしていたが正直全く嬉しくなかった。
うまくいっている時に怪我をすることも多く、自分の夢だし、辞めて楽になった方がいいんじゃないかなと本気で思う日々が増えていった。
そんなある日両親と電話をしていて、2人の思いを聞いたとき俺の夢は、両親の夢でもあると思った。
これまでサッカーに対して誰よりも熱く接してきてくれた父、それとは反対に常に寄り添ってくれた母、ここまでしてくれるのはそれだけ応援してくれているから。
今まで感謝はしていたが、自分の夢のために頑張っていた自分がすごく馬鹿ばかしく思った。
その日から僕は辛かったり、きつい時に俺の夢は両親の夢、ここで諦めたら両親の頑張りが無駄になる。
両親の喜ぶ姿を想像し、自分をコントロールすることができるようになったし、頑張ることができるようになった。
長くなりましたが、この文を通してもう一度、夢について考え、その夢は1人ではなく多くの人の夢でもあると言うこと。自分が夢を叶えるために1番頑張れる理由を見つけて欲しいなと思います。
最後になりますが、今まで北健志郎と言う種に、数えきれないほど多くの失敗と挫折と言う水をあげてきました。その分誰よりも立派で大きな花を咲かせます。大学生活残り2年、人生をかけて両親の夢を叶えてみせます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後とも福岡大学サッカー部の応援よろしくお願いします。
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