監督コラム 乾 真寛
「超える!・I’m Beyond は?・2022前期総括」
2022年のチームスローガンを「超」(超える)にしました。そこには、ここ数年全国八強が続いており、今年こそは、全国四強以上に勝ち上がるという目標を達成したいという強い思いが込められている。
他大学を圧倒するような異次元の高い意識や目標への努力が求められる事は、当然であり、試合だけでなく日常の練習環境やトレーニングの質を自分たち自身で高めていくことを求めている。
7/16終了の九州大学トーナメントを優勝(4連覇)、前期リーグ首位折り返しで前期の全公式戦を終えた。
そして、いよいよ7月24日からは、後期のファイナルリーグ戦(上位)も始まる。
そこで、今回の監督コラムでは2022前期を振り返り、成果と課題をまとめてみました。
現時点で、天皇杯予選4試合、前期リーグ戦7試合、トーナメント戦5試合の合計16試合で、14勝1分1敗という結果である。
総得点69、失点10。昨年度までの記録を大きく上回る成績を残している。
1敗は、天皇杯予選決勝のvsギラヴァンツ北九州戦、延長戦0-0の末に、PK戦(2-4)が唯一の敗戦であった。
この決勝戦、試合中のシュート数や決定機の数ではプロ相手でも福大優位だっただけに、勝ち抜けなかったのは、PK戦とは言え、この時点でのFW陣の得点力不足が明確な課題であった。
エースFWの鶴野怜樹、北條真汰の二人を長期の怪我で欠き前期不在の間に、如何に攻撃力の構築が進められるか?が、チーム成長のカギとなった。
前期終了時、チーム内での得点者上位は、大崎9、中山9、永田8、岡田7、松尾6、磯谷4、葭岡4となりました。
結果的にスタメンFW陣3人で26点となり、まだまだ充分だと言えないが徐々に得点力の向上が見られるのは間違いない。
また、一年生のFW中山、左サイドの岡田の得点力も前期の好成績の要因でもあり、頼もしい存在となった。
更に、トーナメント戦に入ってからは、セットプレーでの得点率が上昇し、ロングスロー、CK、FK、PKから全て得点が生まれており、岡田、橋本のキック精度やロングスローは、確実にチームの得点源となり始めている。
福大伝統のセットプレーからCB陣の伊藤、磯谷、大川や榊原が高さを武器にヘディングでゴールを決めてきている事も見逃せない点である。
あとは、松尾、藤井、山口、葭岡らが、途中交代カードで出場してからのゴール数やチャンスメイク数を更に増やしていきたいところである。
チームコンセプトでもある”ハイライン&ハイプレス“のスタイルを追究しながら、鋭い攻守の切り替え力やサイド攻撃のバリエーションを増やしていくことで、まだまだ今季中にも進化していける可能性がある。
後期に入って、主将鶴野や副将北條の完全復帰と共に、攻撃力の更なる進化、発展性には期待が持てる。
GK菅沼、CBの伊藤、ボランチ重見など、3年生の中心ラインが個人的な能力でも全国四強基準に成長することで、目標の達成は現実味を増してくる。
I’m Beyond ❗️と言える一年にする為に、後期リーグ、総理杯、インカレで福大旋風を巻き起こしていきます。乞うご期待ください。
先日行われた九州大学サッカートーナメント大会表彰式・チーム撮影
今シーズンより使用する株式会社天領バスの福岡大学サッカー部専用バス
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