今回選手日記を担当させていただきます。
福岡大学サッカー部 2年 ディアロ アマドゥウーリ航です。
「経験」
自分は父はギニア人母は日本人のアフリカハーフです。札幌で生まれて札幌で育ちました。
日本ではあまりいないハーフということもあり、子供の頃から周りとは違う目で見られてきました。
小学校の頃は似た目関することを時々言われることもあり周りからどう思われるかばっかり気にしていたため全く自分に自信がありませんでした。しかしサッカーをする時は一切周りの目なんて気にせず思っきりプレーできることがいちばんの喜びでした。
高校に入学して1年生からトップチームで使ってもらい。そこまで苦労もすることなく高校サッカーを終えることができました。
大学の話をする前に入学前に自分がギニアに行った時の話をしよう思います。日本に暮らすみなさんからしたら絶対に経験できないこと体験できました。
ギニアは日本から飛行機24時間くらいかかる場所にあります。
まず最初に着いて思ったことは周りの車はボロボロだし建物もとても汚いと思いました。信号も見当たらないし、道も全く舗装されておらずガタガタの砂埃、常に車やバイクで渋滞やクラクションのオンパレード、こんな車がまだ走れるのかと思うような衝撃続きでした。
次の日祖母が住んでいるところまで車で8時間かけて行き始めて祖母を会い、父が生まれ育った場所に行きました。そこからは親戚への挨拶ばかりで全く何を話してるのかわからない状況で全然面白くなかったです。
ある日そこの子供達や高校生くらいの人達サッカーをする機会がありました。グランドみたいところで地面はとても硬くゴールも棒が2本立っているだけでした。ボールもすごくボロボロのものでランシューみたいなものをスパイクとして使っていました。父から話を聞く限り、サッカーに必要なものはアメリカの知り合いのチームが要らなくなったもの譲り受けていると聞かされました。なので日本でも使わなくなったものがあったからギニアに送ってほしいと頼まれたました。日本ではありえないことなで衝撃を受けました。
日本に帰り、全て当たり前に物が揃っていることは普通じゃないんだと体で感じることができました。
この経験から
自分は大学に入学して全くと言っていいほど自分の理想としていたサッカー人生を送れていません。しかしこの最高の環境がある中でちょっとやそっとのことでへこたれるすごく勿体無いことだと思います。環境や親に感謝して自分の目標であるものに近づけるように全力で頑張っていきたいと思います。
今は何も力もなくできませんが将来貧しい国の子供達の力になれるようなことをしていきたいです。
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