今回選手日記を担当させていただきます.
1年 福岡 想太朗です.
よろしくお願いします.
何を書けばいいのか分からず、決まらなかったので初めに1番想い出のある高校時代を振り返ろうと思います.
高校2年の2月、沖縄開催の九州大会.
相手の足と自分の足が絡まり、膝からゴキっと鈍い音がした。
うずくまった時には、既に左足の感覚が無く、激痛が走っており、涙が出ていた.
うずくまってる時には選手権までの日数を数え、「あ、終わったな。」「今日で高校サッカー終わりか。」と考えてたのを今でも鮮明に覚えている.
診断結果は左膝前十字靭帯断裂・左膝半月板損傷
医者には「全国高校サッカー選手権には間に合わない」
と言われた.
3月28日,前十字靭帯断裂再建手術をし、退院した.
術後の検査で、靭帯が上手く繋がってないことが分かり、再手術することになった.
その時は、自分に対しての怒りと悔しさ情けなさを感じ生きてきた中で1番泣いた日だった.
4月12日に2回目の再建手術をした.短期間で膝にメスを入れたことで術後の激痛がすごく、3日ほど寝付けない日々が続いた.1ヶ月の入院を経てようやく完全に退院する事ができた.
退院してからは、毎日のリハビリ.
全く歩くことがてきない事、左足の大きな傷や細くなっていく足を見ると、精神的にしんどくて、途中で諦めかけた時もあったが、自分を奮い立たせ、選手権のピッチに立つことを目標に頑張る事ができた.
また、周りの方にも御守りや、沢山の励ましの言葉を掛けてもらい、支えられた.
ほんとにありがとうございました.
約、8ヶ月のリハビリを経て、完全ではないが、部分復帰する事ができ、ようやくチームに合流する事ができた.
そして、選手権決勝.
なんとか間に合った.
あとはやるだけ.
残り10分、1点ビハインドの中ピッチに経つことができた.
そのときの光景や歓声は全く覚えてない.
あっという間に時間はすぎ、試合はそのまま終了.主将として最後まで何もチームに貢献することなく、僕の高校サッカーは終わった.
全力でダッシュする事も、跳ぶ事もできなかったのにピッチに送り出してくれた新田先生、スタッフの方々本当にありがとうございました.
怪我をした事を後悔してないって言ったら嘘になる.
だけど、怪我をしたおかげで得られたものは沢山ある.
だから、怪我をしていなかったら今の自分は無いかもしれない.
人間的、精神的にこの怪我のおかげで成長できたな.と自分で言うのもあれだが成長できたと感じでいる.
高校サッカーの悔しさ、経験を大学サッカーでぶつける.
覚悟を決め、福岡大学に入学させてもらった.
入学してからも膝の痛みや違和感があり、自分の思うように体
が動かず、悩む時期があった.
1年間サッカーしていなかった期間に周りとは差がかなりついたのは実感していて、いざ福大の強度でサッカーをするとプレースピードや対人、ステップワーク等周りについていくことが精一杯だった.
ちょうど悩んでるその時期に乾監督から
「逆転満塁ホームランを打て」
心が動いた.
心に響いた.
そうだ.逆転満塁ホームランだ.
今までの悔しさを全てひっくり返す.
まだ何もチームに貢献することができていない.
常に自分に矢印を向け、日々成長していけるようにする.
同期、先輩にもたくさんの刺激をもらい、素晴らしい環境でサッカーができている.
チームに少しでも貢献できるように努力します.
そして、
必ず逆転満塁ホームラン打ちます.
拙い文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました.
今後とも福岡大学サッカー部の応援よろしくお願い致します。
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