今回選手日記を担当させていただきます1年の徳永雄斗です。
「苦しい時に笑えるか」
これは高校の恩師、平岡総監督の言葉で、今自分が1番大切にしている言葉です。
私の高校3年間は挫折の連続でした。中学のクラブチームでは10番でキャプテンでということもあって、入学したら1年目からトップチームで試合に出れるという絶対的な自信を持って幼い頃から憧れだった公立の雄、大津高校へ進学しました。
しかし、入学早々大きな壁にぶつかりました。トップチームのレベルの高さ、スピード、フィジカルの違い、そして自分の武器のドリブルがなにも通用しないことを実感しました。今まで疑いもしなかった自分の強みがなにも通用しない。自分にとってこれ以上ない挫折でした。
2年生になると同級生が何人もトップチームで試合に出ている中自分はBチーム。たまにトップチームに上がっても怪我で離脱。と、自分が思い描いていた高校生活とは全く違うものになっていました。悔しくて、涙をこらえながら始発電車で朝練に行ったこともありました。
そんな時に出会ったのが
「苦しい時に笑えるか」
という言葉です。
苦しい時こそ笑顔で乗り越える。そうすればいつか必ず芽は出る。そう信じて何事にも笑顔で取り組むことを意識するようになりました。
その後はトップチームにも定着することができて、2年生の最後にはプリンスリーグ九州を、3年生ではプレミアリーグを経験することができました。
それからこの言葉は私のサッカー人生の中で1番大切な言葉になりました。
私は大学に入学してから肩の手術により1度もプレーできていません。今までのサッカー人生で1番大きな怪我で、とても長い時間を怪我人として過ごしています。
大好きなサッカーができない苦しさ、夏を怪我人で終えてしまう不安、ドリブルで相手を抜く感覚がなくなってしまうんではないかという不安、そしてトップチームで活躍する同期が沢山いるという焦り。いろんな感情がありますがこんなマイナスな感情は全て「笑顔」で乗り越えていきます。
もう少しでようやく私の大学サッカーが始まります。
大学サッカーも笑顔で楽しんでいきます!
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