今回、選手日記を担当させていただきます。
福岡大学サッカー部 2年 大地 亮善です。
「大きな挫折と小さな成功」
いきなりですが、皆さんは自分が望んだ人生を歩めていますか?
自分はこれまでの人生を振り返ると
「大きな挫折と小さな成功」
この言葉が1番当てはまる。これまでに大きな成功を成し遂げたことはなく、失敗や挫折の繰り返しだったと思う。
自分は3個上の兄の影響で小学1年生の時にサッカーを始め、6年間兄と同じ地元のチームでプレーをしていた。兄は広島で1番強いサンフレッチェ広島Jr.ユースで、沢山のセレクション参加者がいる中で、たった2枠しかないキーパーで合格。そして全国大会に出場している。
自分も中学に上がるとき、セレクションを受けたが2次試験で脱落し結局地元のクラブチームで3年間サッカーをした。ここで兄との差を感じる大きな挫折を味わった。そして全国大会にも出場出来ず、所属した地域リーグを得点王で無敗優勝しただけで、特に大きな成果を出すことなく終えた。
高校では親に負担をかけない為に必死に勉強し、当時倍率がかなり高かった公立高校に合格することができた。
「大迫半端ないって」でお馴染み大迫勇也が活躍した年の選手権で全国優勝に導いた監督の元で、3年間指導を受けることができた。そして監督の影響で高校の体育教師、サッカー部の監督という夢を見つけることができた。これは小さな成功だ。
しかし高校3年間でも一度も全国大会に出場出来ず、何も成果を残すことができなかった。そして兄は高校でも全国大会に出場した。自分は兄の劣化版なんだと思う時もあった。
そして1番大きな挫折を味わった出来事が
「大学受験不合格」
第一志望の大学に不合格。高校1年の時から目指していたが、努力不足で本番でも最大限に実力を発揮し切れず悔いが残る結果だった。自分は人生をかけた大一番で大きな成功を得られらなかった。
そして親には迷惑をかけながら、本望ではない滑り止めの福岡大学に入学することになった。両親や友人からは「サッカーをしたいなら福大で正解」などの励ましの声をもらったが最初は不満しかなかった。
「本命でもない大学だし、ほどほどに頑張ろ」そんな思いを抱えながら入学したが、そんな感情などかき消されるほどの衝撃を受けた。そこには全国優勝した選手、世代別の代表、プロチームと契約している選手がいた。全国大会出場は当たり前のような選手ばかり、そんな福大でサッカーをしてきて、今では自分がどこまで通用しステップアップできるのか、希望と期待を持ってサッカーをするようになった。
1番下のB2カテゴリーでスタートしリーグ戦では得点を積み重ね、夏にB1に昇格。そして昨年、人生初の全国大会に出場し、結果は思い通りにはならなかったが、最高の経験を積むことができた。
人生全て上手くいく人はいない。多くの人はたくさんの挫折を経験する。だがそこに小さな成功がありその経験の積み重ねが、新しくよりよい人生に進める道標となる。そこに気付けるかは自分次第だ。
そして今年、再度B1スタート。期待の新入生も入部し、現状に満足している暇はない。多くの挫折と経験を積み、強くなった自分がどこまで通用するのか楽しみで仕方がない。
1番下から這い上がってやろう。
長く拙い文章でしたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。
今後とも、「福岡大学サッカー部」の応援をよろしくお願いします。
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