初めまして。新3年の伊藤颯真です。
自分のことを表に出す機会は数少ないため、今回は自分がずっと大切にしてきた言葉について話したいと思います。拙い文章ですが最後までお付き合い下さい!
「傾聴力」
この単語を知ったのは、高校生の時でした。傾けて聞く力と書き、本来はカウンセラーが身につけるべき技術だそうです。少しだけ意味は違ってきますが、サッカーにおいてどう大切にしているのか、伝えられたら良いなと思います。
そもそも、自分が小学生の時から聴く、ということは意識して行ってはいました。
現在レアル・マドリードの下部組織に所属している中井卓大が通っていたスクールに1度だけ来て、一緒にサッカーをしたことがあります。その時にコーチが、「彼は聴く力が凄かった。1回言うと取り入れる。」と言っていたのが強烈に印象に残っており、そこから意識するようになりました。
しかし、洛北高校に通い始めて「颯真は否定から入るよな」と友達に言われ、ちゃんと聴けていなかった事を自覚しました。技術力は下の方であり、その事は自覚していたため、無意識に否定するようになっていた自分を変えようと思い、「傾聴力」という言葉に出会いました。関係あるかは分かりませんが、そこからの1年間がそれまでのサッカー人生の中で選手として1番伸びた時期だと思います。
そして福岡大学に入学してから、圧倒的に話す量が増えました。練習中から練習後まで今の場面はどうするのか、そこはこうして欲しい、など言われることも聴くことも増え、アドバイスも山ほど貰うようになりました。そこで意識しているのが「傾聴力」です。
自分の中での傾聴力とは、絶対に否定から入らないこと、違うと思ったら聴き返すこと、まずはやってみること、の3点をルールとしています。否定から入った瞬間、無意識に自分の中でアドバイスを拒絶し、変わることが出来なくなります。しかし、「自分」の中にもある程度の考えはあるため、違うと思うこともあると思います。そんな時相手側にも、なぜそうして欲しいのかの理由はあるため、その理由を汲み取る為にも聴き返します。そしてまずはやってみます。自分は技術力もこれまでの経験も圧倒的に少ないと思います。なので、アドバイスはその人がこれまでの中から1番良いものを自分にくれているため、その時に「自分」を貫き通すのではなくまずやってみて、良いとこを取っていきます。
福岡大学で毎日アドバイスを貰います。自分という選手はアドバイスで出来ていると思っています。これからも謙虚に、自分にできることを増やしてチームに還元していきます。
下手くそな文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。今季も福岡大学サッカー部の応援をよろしくお願い致します。
選手情報はこちら