本日、行われましたIリーグ上位リーグ決勝トーナメント決勝の結果について報告させていただきます。
【Iリーグ戦上位リーグ決勝トーナメント 決勝】11/4 福岡大学A2 4-3 福岡大学B select
決勝 11月4日 13:00 Kick off @福岡大学仮設サッカー場 気温:19°C 天気:晴れ
福岡大学A2 4(2-2)3 福岡大学B select
MOM 酒井 将輝
得点者
福岡大学A2:13分 藤井、45分 三好、49分、90+2分 酒井
福岡大学B select:31分、80分 川元、40分 山河
福岡大学メンバー表
スターティングメンバー | サブ | ||||
ポジション | 背番号 | 名 前(交代) | ポジション | 背番号 | 名 前(交代) |
GK | 16 | 津村 和希 | GK | 31 | 山之内 幹 |
DF | 15 | 錦織 大志 | DF | 92 | 横田 白心 |
DF | 75 | 西元 耀星 | DF | 3 | 奥野 竜太 |
DF | 85 | 西 洸瑠 | MF | 27 | 津留 卓磨 |
MF | 5 | 村山 勘治(82’OUT) | MF | 46 | 出上 直樹(72’IN) |
MF | 88 | 高橋 拓海 | MF | 87 | 末次 章悟 |
MF | 91 | 酒井 将輝 | MF | 95 | 渡口 光彦(62’IN) |
MF | 98 | 愛川 陸斗 | MF | 97 | 田畑 拓武 |
MF | 7 | 谷川 勇磨 | FW | 21 | 大下 翔(75’IN) |
FW | 33 | 三好 斗真(75’OUT) | |||
FW | 34 | 藤井 奨也(62’IN) |
マッチレポート
全国をかけた一戦は、連覇をかけた福大A2と3年主体の福大Bselectとの福大ダービーとなった。この2チームは上位リーグで対戦しており、1-1の引き分けだった。立ち上がりは、Bselectが前線からプレッシャーをかけA2DFラインのミスを誘う。しかし、最初にチャンスを作ったのは、A2。5分、MF91酒井のコーナーキックからFW34藤井が左足で合わせるがDFがゴールラインで懸命にクリア。13分、均衡が破れる。左サイド深い位置からのロングスローのこぼれ球をA2MF98愛川がダイレクトでシュート。A2FW34藤井が軌道を変えボールはゴールに吸い込まれる。先制されたBselectは、サイドのMF28川元、DF3今村を起点にチャンスを作るが一歩のところでシュートまでいけない。だが、31分、Bselectに同点弾が生まれる。FW9山河のポストプレーからのスルーパスに抜け出したMF28川元がキーパーとの1vs1を制し貴重な同点ゴールを奪う。39分、次にスコアを動かしたのはBselectだった。MF6日置の縦パスからMF10村上がターンしてシュート。A2GK16津村が一度は弾くがこぼれ球をFW9山河が詰め逆転する。しかし、A2は前半ロスタイムに同点に追いつく。A2MF7谷川のスルーパスに反応したA2FW33三好がループで決め、前半は2-2のまま終了する。後半、先にスコアを動かしたのはA2だった。49分、A2MF91酒井のサイドチェンジを受けたA2MF5村山のクロスを走りこんできた酒井が頭で合わせ逆転に成功する。同点に追いつきたいBselectはチーム得点王FW10村上を中心に攻撃を組み立てる。しかし、A2DFラインの集中した守りにシュートを打つことができない。対するA2は、途中出場のFW21大下をターゲットにカウンターを狙う。攻め続けたBselectにとうとう同点が生まれる。82分、DF2野崎の浮き球のパスを途中出場のFW18出口がヘディングで折り返しMF28川元が右足でボレーシュート。ボールはポストを叩きながらもゴールに吸い込まれ試合を振り出しにする。後半ロスタイムにドラマが待っていた。なかなか攻撃の糸口を掴めなかったA2だったが途中出場のMF46出上がドリブルで仕掛け左サイドからクロス。DFに競り勝ったMF91酒井がヘディングシュート。土壇場でA2に勝ち越し弾が生まれた。試合はこのまま4-3で終了しA2が連覇を達成し福島県のジェイビレッジで行われるIリーグ全国への切符を手に入れた。
MAN OF THE MATCH MF91 酒井 将輝 2年 2ゴール
監督コメント
有吉 和哉コーチ・・・~アイリーグ九州 決勝トーナメント 決勝戦は、リーグ戦では引き分けている福大Bセレクトとの福大ダービーとなりました。今日のゲームにおいても、今まで通りボール支配をベースとしたプレーを目指す事、また、現在自分が持ち得ている力を一人一人が全て出しきって、チーム全員で勝利を掴もうという事を皆で共有してゲームに臨みました。しかしながら、相手のハイプレス・統率された守備に対してこれまで培ってきたボール支配がままならず、ミスが増えて、意図したプレーがほとんど出来ませんでした。相手の気迫に押し込まれ、自陣で守備をする時間が長くなり、結果的にシュート数でも相手を下回る本当に苦しいゲームでした。福大Bセレクトが勝利していても全くおかしくないゲームだったと思います。ただ、選手達はギリギリの精神状態の中でしっかり耐えて、チームがバラバラになる事無く好機を伺っていました。その結果、少ないシュートチャンスを確実に決めきることが出来て、勝利する事が出来ました。前半・後半のアディショナルタイムにゴール出来た事は、選手達の諦めない思いの強さや、精神的な成長を証明していると思います。今年の福大A2は1・2年生中心の若い選手達でしたが、彼等がリーグ戦を通して日々自発的に考え、行動し、成長していった結果、見事優勝を勝ち取る事が出来ました。全国大会に向けて更に成長して良い結果が出せるよう、これからも皆で努力していこうと思います。応援ありがとうございました。~
選手コメント
主将 谷川 勇磨・・・勝てたことに全て尽きると思います。
しかし、相手の前からのプレスに対して自分たちが意図的に剥がして前進できたシーンは数えるほどで、まだまだ課題が山積みだということが改めてわかりました。
点の取り合いの中で、崩れることなくそれぞれが自分の役割を全うすることで最後勝ち切れたと思います。
自分たちが目指しているところはもっともっと上のところなので、すぐ切り替えてチーム、個人両方成長していけるように明日から取り組んでいきたいと思います。
酒井 将輝・・・今日はとても難しい試合になると予想してました。その中で全員で今までやってきたことを出すことを目標に試合に入ったんですが、相手の勢い、戦略もあり、自分たちのサッカーを試合全体を通してやることはあまりできなかったけど、自分たちの課題であった勝負強さを克服し、競った試合で勝つことができてよかったです。全国大会まで少し時間があるのでクオリティをもっと高められるように練習していきたいです。
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