この度選手日記を担当させて頂きます2年の
蔵屋明徹です。まとまりのない文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
「克己」
まずは自分の今までのサッカー人生を書きたいと思います。自分は宮崎県の山之口町という小さな田舎の街で育ち小学校の頃は少年団に所属していました。
小学四年生まで少年団でただ平凡なサッカー人生を送っていました。そしてある出来事が起き自分のサッカー人生が変わる色々なきっかけになりました。
「決断」
いつも通り小学四年生の頃地方で試合をしており試合中に監督に名前を呼ばれ試合中にも関わらず監督の元に呼ばれました。そこで伝えたられたのは「お兄ちゃんが倒れた」という一言でした。当時4年生の自分にはどう考えても理解が追いつかない言葉でした。よくわからないままピッチを出て保護者に送迎してもらい気づいたら病院につきました。中に入ると父も母もうずくまり涙を流していたのを今でも覚えてます。そして母から伝えられたのは兄が海辺で突如倒れて心肺停止のままここの病院に送られ意識がないという事でした。なに1つ自分の中で整理して受け止めることができず涙より先に頭も体も固まりました。そしてそこらから1週間は病院に寝泊まりし兄の状態をなにもできずただ見守るということでした。今では元気に過ごしている兄ですがその時はもう「会えなくなる」という覚悟をした方がいいとお医者さんにも言われ本当に人生のどん底まで落ちたのを鮮明に覚えています。
その影響もあり自分は小学五年生の1年間はサッカーをしておらずやめるか続けるかの大きな決断に迫られていました。
そんな時にスポーツクラブの所長が自宅まで足を運んで頂き「うちでサッカーをやらないか」と一言伝えてくれました。
その時の自分は今まで迷ってた選択があるにも関わらず迷わず「お願いします」と答えました
そのスポーツクラブは自宅まで生徒を送っていく制度だったため自分をバスで送迎してもらい帰る時はいつも最後で自分だけ助手席に座りずっと色々な話をしてくださったことは今でも忘れません。本当に感謝しています。
そしてそのスポーツクラブでは入って1ヶ月ほどでこんな自分に10番をつけさせて頂きフットサル・サッカーの2つで全国大会を経験することができました。本当にあの時に声をかけて頂けなかったら今の自分は確実にありません。
そこから日章学園中学校という宮崎県の中学校では名門も名門の中学校に声をかけて頂き入学し日章学園高校にあがり福岡大学に入学しました。
その中で中学時代には素晴らしい仲間・指導者の方々・環境に恵まれ全国大会優勝という素晴らしい成績をを果たすことができました。
そして自分は日章学園中学校時代に「恩師」に出会うことができました。当時未熟だった自分は叱られたり走りになったりするとすぐにふてくされたりチームに対してマイナスな発言であったりをしてしまうような選手でした。まさしく3流以下の選手でした。
ですが負けることが嫌いな自分は必死に走りに食らいつき手を抜いて練習をしたことは記憶にありません。(多分)
自分たちの代の日章学園中学校はスポーツをしていないと入学することができない上にセレクションに合格をした人のみ入学できるという仕組みでした。
小学生の自分はトレセンも市トレ止まりで無名であったため日章学園中学校にはいると周りには聞いたことある名前、有名な人などでたくさんで不安がたくさんだったのを覚えています。
中学校で色々な経験をさせて頂き自分にもある程度自信がつき「よし、頑張れるこれなら」と意気込み高校に入ると全く別の世界が待っていました。フィジカルもスピードもなにもかもが自分とは大違いではいって1ヶ月はなにもできずただ呆然と過ごしたのを覚えています。
高校2年生からトップチームに関わらせていただく機会が増え、2年の夏のインターハイ全国で初スタメン、スタメン定着のチャンスが現れました。
右サイドバックでスタメンであった子が怪我をしてしまい全国大会中にスタメンが入れ替わるということになりノミの心臓の自分はとにかくびびり散らかしてました。
「ミスりたくない」「先輩たちの試合を自分が崩しては、邪魔してはいけない」など気づいたら楽しむことを忘れていました。
ですが毎日書くサッカーノートに何百回も書かれた言葉がありそれは「克己」という言葉です
克己とはあまり聞いた事のない言葉だと思い上手く理解ができない言葉でした。
ですが日章学園で育っていく中でだんだんと意味がわかってきてやっと辿り着きました。
それは「サッカーに自分が本気で向き合う」ということでした。
上手くいくことも上手くいかないことも勝つのも負けるのも笑い合うのも泣くのも全てあるのがサッカーでありそれが面白いとこなのです。
よくゆってる事がわからないと思いますがなんとか理解してください(頼みますお願いします)
サッカーで上手くいかない時も結局自分自身がどうするかでその先は変わってくるのです。
克己とは己に打ち勝つという意味もあります。
どんな下向きなときも環境でもなく自分自身に打ち勝つということが1番大事でありそうすることで自然と人間としてもサッカー選手としても色々なものが大きく成長できると思います。
長くなりあまりまとまりもなく繋がりもないような文章ですが伝えたいことはだいたい伝わったと思います。そう願いたいです。
自分は自分だけでなく兄の分までサッカーを頑張ると決めています。だからこそこれからどんな大きな壁があっても絶対に諦めず仲間そして自分自身と一緒に、絶対に負けないで突き進もうと思います。
そしてこの2年生の仲間たちと全国の頂点に立つまで死ぬ気で頑張ります。
拙い文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも福岡大学サッカー部の応援の方よろしくお願いします。
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