今回選手日記を担当させて頂きます。
福岡大学サッカー部3年 瀬山陽生です。
「思考」
私は今感じていることを素直に書きたいと思います。
3年前。縁もゆかりも無い、この福岡の地で勝負すると決めたあの日から今に至るまで色んな事を経験してきました。
全国大会やJリーグのチームとの練習試合をはじめ、昨年2度行った手術やこれまで経験したことない壁にぶち当たった事など、私にとっては1つ1つの経験が初めてで自分でも驚くほど、あっという間に時間が過ぎていきました。
そんなあっという間に過ぎたこれまでの時間の中で私が特に悩み苦しんだ事があります。
それは「起こった事象に対する考え方・捉え方」です。
世の中には何事もポジティブに前向きに物事を捉えることが出来る人がいる一方でなかなかポジティブになれず悲観的になってしまいネガティブ思考になる人もいるかと思います。
私はどちらかといえば後者側で上手くいかなかったことに対してものすごく考え込んでしまう性格です。
「なんで上手くいかないんだろう」
「失敗したらどうしよう」
と考えるようになりミスを犯さないためにチャレンジをしようともしない、気がつけば視野もどんどん狭くなり自分の持ち味どころか消極的なプレーばかりになっていました。
考えれば考えるほど泥沼にはまっていったのも事実で何か自分の中で変えなければいけないと思い試行錯誤する日々。
この考え方を変えたいと思い、上手くいかなかった時でも無理やりポジティブにしようとした事もありました。ただ、1度湧いてしまったネガティブな感情をムリにポジティブに捉えようとしても自己矛盾を引き起こしかえって自分のネガティブさに気づいてしまい、より強調されるなと思いました。
なかなか自分に適したものがなにか分からないまま色んなことを試していく中で気がついた事があります。
それは、思考を変えようとはせずにまずは客観的に自分自身をみてネガティブになってる事を認識すること。そして、その状態になった時に「良い」「悪い」の判断をするのではなく思考を別の方向に持っていく事が私には合っているのではないかと思いました。
ネガティブになっていることを気にしたり否定していても状況は何一つ変わりません。むしろ悪化します。
今まで私はネガティブになっている時、色々な事を考えあれこれ行動してきました。しかし、色々考えて行動を変えるよりもまずは行動してみて自分自身の考え方を変える方が簡単で、且つ行動がポジティブになれば結果的に思考がポジティブになることに繋がると気がつきました。
熟考することが必ずしも良い方向にいくとは限りません。
私もこの考え方が100%自分に適しているとは思っていませんし、また違った考えを持つこともあると思います。
ですが本来このような思考や感情をつくりだしているのは、他でもない自分自身です。良い方にも悪い方にも、捉える事ができ自分で選ぶことができます。
だからこそ、起こってしまった事に対していつまでも下を向くのではなく「チャレンジし続けること・ミスを恐れないこと」が成功へと導く鍵になる大切なことなんだと思いました。
今は気づけたことを行動に移せるように1歩1歩進んでいきます。
拙い文章ですが最後まで読んで頂きありがとうございました。
今後とも福岡大学サッカー部の応援の程よろしくお願致します。
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