Hola!
Me llamo Shodai.
Mucho gusto!
初めまして!最近スペイン語を勉強し始めた三年の坂本翔大です。今回選手日記を担当させていただきますのでよろしくお願いいたします!
私は、一年のころから週に一度、アビスパサッカースクールでのアシスタントコーチをさせていただいております。三年目となる現在までに私がそこで学んだこと、感じたことについて記していきたいと思います。
➀チャレンジすること
スクールの中で子どもたちに向けて話す場を設けてもらうことがあります。その時に私がよく言うことは「チャレンジしよう」ということです。なぜならば、やってみないとわからないから、自分の現在地がわかるから、改善点が見えてくるから、その結果自分がすべきことがわかるからです。子どもたちはできるかできないかは別にしてどんどんチャレンジをし、どんどん失敗してどんどん成長していきます。何度失敗しても辞めずになぜ自分はできていないのか、自分に何が足りていないのか、ではそれを埋めるために自分は何をしたらいいのかを考えます。特にサッカーというのはミスが多いスポーツです。失敗するごとに落ち込んでいてはきりがありません。チャレンジしたうえでの失敗は何も問題ではないということが言えます。そして、子どもたちに伝えるとともにこれは自分にも言えることだと思い始めました。サッカープレーヤーとしても、一人の人間としても今の自分はチャレンジできているのか。ミスを恐れてはいないか。ミスして引きずっていないか。子どもたちに伝えているのに自分が慣れた環境にずっといてチャレンジできていないのではないか。できなくても、失敗しても、周りに何と思われようが、自分の成長のためにはチャレンジして失敗して改善してまたチャレンジする。このサイクルが大事なのだと思います。
➁一生懸命すること
驚いたことがあります。スクールでは一日のトレーニングの最後にゲームをします。負けたチームの選手が泣いていたのです。公式戦でも、引退試合でも、大事な試合でもありません。毎週あるトレーニングの最後に行われるゲームです。どれだけこのゲームに本気で取り組んだかが感じられました。この日に限らず、子どもたちは毎週約1時間から一時間半のトレーニングに一生懸命、本気で取り組んでいます。うまくなりたい人、楽しみたい人、体を動かしたい人、親から勧められて来た人、スクールに来る理由はそれぞれありますが、全員が一生懸命ボールを追いかけ、楽しんでいます。本気で取り組み、成功したら本気で喜んで、失敗したら本気で悔しがります。このように本気で喜んだり、本気で悔しがったりできるのも、本気で取り組んだ人だけではないでしょうか。加えて、簡単なことではないと思いますが、自分の好きなことに限らず、なにごとにも一生懸命取り組む人は周りの人に応援される人になれるのではないかと思います。私たちは自分がいる状況によって立場が変化します。私の場合、大学に行けば一人の学生、グラウンドに行けば一人の選手、家に帰れば一人の家族、スクールに行けば一人のコーチ、それぞれの立場で自分ができる一生懸命で取り組むことがどれほど大切なことか、そして自分を支えてくれる人ができるかどうかを決めると思います。
➂リスペクトすること
サッカースクールの中で大事にしていること。「リスペクトすること」ここでのリスペクトとは「大切に思うこと」を意味しています。具体的に何を大切に思うのか。サッカーをできるのは、道具があって、仲間がいて、相手がいて、審判がいて、場所があって、応援してくれる人がいるからです。スクールの子どもたちは自分たちが使ったコーンやマーカー、ビブスを自分たちで片付け、きれいに元の場所に戻します。また、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」というのを相手チームやコーチに伝えます。「大切に思う気持ち」がこのような行動を生んでいるのではないでしょうか。世の中には身体的、精神的問題があることや、宗教や紛争などにより自分がやりたいことを思う存分できない環境にいる人だって存在します。実際に昨年から現在もなお苦しめられている新型コロナウイルス感染拡大によって全員が身をもって感じたのではないかと思います。部活動も制限され、食事にも行けず、友人にも会えず。自分たちが当たり前だと思っていた日常が一瞬にして失われました。怪我や病気、災害、ウイルス等いつ、どこで、どのような理由で日常が失われるかなど誰にもわかりません。自分の身体や周りの人、モノ、場所、時間、このような自分を取り巻く環境を「大切に思う気持ち」は誰もがいつまででも持っておくべきものだと考えます。
このほかにも、大人のコーチからは指導のスキルや子どもとのかかわり方、年上の人とのかかわり方、コミュニケーションの取り方等、たくさんのことを学んでいます。また、たくさんの人と出会い、たくさんの価値観や考え方、捉え方に触れ、自分の視野が広がったと感じています。スペイン語を勉強し始めたのもそこで出会った方々の影響を受けたからです。しかし、これまでメインで述べてきた➀チャレンジすること➁一生懸命すること➂リスペクトすることはすべて子どもたちから学んだことです。こんなことわかっている。当たり前だ。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、頭ではわかっていてもそれを行動に移すことは簡単なことではないと思います。そしてこの気持ちを持ち続けることはさらに難しいことだと思います。私はコーチとして子どもたちにon the pitchやoff the pitchにおいて自分の経験に基づいて大切だと思うことを伝えながらも子どもたちからたくさんのことを学んでいます。このような学びを与えてくれる方々や機会に感謝しながらこれからも自分の思いを伝え、子どもから大人までの様々な人からたくさんのことを学び、共に成長し続けたいと思います。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。これからも福岡大学サッカー部の応援、ご協力をよろしくお願い致します!!
Muchas gracias!!
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