「両親に育てられた自分が大好きです。」
本日の選手日記は 3年 前納侑世 が担当します。
届くべき人に届くことを願って書きました。
自慢でき、満足できる人生を送れているのかもしれない。
幼稚園は奄美大島で過ごし、本当に楽しい生活を経験し、必ずまた遊びに行くことを約束した。小学校ではサッカー少年団の監督さん、大親友、いつまでも私の心の中にいるべき人物に出会えた。中学は、我ながらサッカー、勉強、私生活、全部うまくいった。今でも定期的に遊ぶ大切な友達ができてすごく嬉しい。そして高校は、地元の神村学園。新人戦、インターハイ、選手権と、県3冠を獲ることができ、本当に恩師と仲間に恵まれていた。しかしある人を裏切り、今でも後悔していることがひとつある。
さて、私は私が1番好きで、常識のない自分と人間が嫌いだ。
両親がどんな人間に育ってほしいと思っていたのかは分からない。
「今日は学校休みしたい」と言えば「わかった。」
「家事を手伝え、宿題をしろ」とは、聞いた覚えがない。多分言ってなかった。
怒られた記憶は、ひとつやふたつ。
褒められていた記憶がほとんどで、自然と「自分が好き」になっていった。感謝だ。
両親のような大人になろうかな。
本当に自由な環境で育てられた。強制されたり、我慢させられたりもなく、いろんな経験を最大限させてくれた。
今、母と同じ『教員』になることを目指し、教職課程を受けて3年目。今年は、他学部の生涯スポーツ演習という授業に、先生として実習させてもらっているが、毎日が刺激だ。
一方、父は仕事とは別に、趣味の時間を凄く大事にしている。その姿を見て、趣味にお金と時間をかけるようになり、幸せを感じられている。これは僕の近くにいる人間は納得するはず。あとは彼女ができるだけとなっている。
最近、自分を客観視できるようになってきたと思っている。
同時に、自分のことが嫌になることも増えた。
「何を期待され、何を求められているか。」
「自分はどんな性格で、どんなことが好きで、嫌いか。」
「自分の考え方や価値観は本当に正しいのか。」
次の文が、この日記でのキーポイント。
【客観視することが、他人の目を気にしすぎることへと変わっていった。】
他人の眼ばかり気にして生きていることが、ださくて嫌。
練習中に、「すかすな、陰キャ」と言ってくる先輩がいる。大原先輩だ。
大雅さんは、「好かれる性格を持つ人間であることが大事なんじゃないか」と言う。
言葉の、良い悪いの差が激しいが自分にとっては同じ意味で受け止められる。
尊敬している先輩方からの言葉だからこその有難い刺激。お二人ともご飯行きましょう。
「笑われて、笑われて、つよくなる。」
太宰さん、この言葉俺のために残したんじゃないかな。
俺は、「居心地の良い椅子に居座る自分」を改革する。
もっとかっこいい人間になって、仕事に、結婚に、趣味も?これからが楽しみでしかたがないな。
最後に、関係者各位へ。
いつも気分屋な自分がご迷惑おかけして申し訳ないです。
お気になさらず、仲良くしてくれたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
いつも福岡大学サッカー部を応援してくださり、本当にありがとうございます。
これからも応援してくれている方々のために戦い続けます。
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