本日、行われました全日本大学サッカー選手権 2回戦の結果について報告させていただきます。
【全日本大学サッカー選手権 2回戦】12/11 福岡大学 1-0 法政大学
2回戦 12月11日 13:30 Kick off @前橋総合運動公園 気温: 17°C 天気:晴れ
福岡大学 1(0-0)0 法政大学
MOM 鶴野
得点者
福岡大学:81分 鶴野
福岡大学メンバー表
スターティングメンバー | サブ | ||||
ポジション | 背番号 | 名 前(交代) | ポジション | 背番号 | 名 前(交代) |
GK | 16 | 菅沼 一晃 | GK | 1 | 橋口 欧介 |
DF | 3 | 伊藤 颯真 | DF | 4 | 大川 智己(in 86min.) |
DF | 6 | 田中 純平 | DF | 13 | 内田 裕也 |
DF | 12 | 阿部 海斗 | DF | 24 | 榊原 琉太(in 59min.) |
DF | 18 | 岡田 大和 | DF | 33 | 磯谷 駿(in 92min.) |
DF | 22 | 橋本 悠 | FW | 7 | 鶴野 怜樹(in 72min.) |
MF | 5 | 倉員 宏人 | FW | 8 | 酒井 将輝 |
MF | 20 | 重見 柾斗(→榊原) | FW | 11 | 山口 隆希(in 66→大川) |
FW | 9 | 大崎 舜(→鶴野) | FW | 17 | 藤井 奨也 |
FW | 10 | 北條 真汰(→山口) | |||
FW | 15 | 永田 一真(→磯谷) |
マッチレポート
(試合映像はこちらから)
高松大との初戦から中2日、福岡大学の2回戦は夏の総理大臣杯王者、法政大学との対戦となった。全国二冠目を目指す法政大にとってはこの試合が全国大会初戦になる。福大は前回の高松大から先発メンバーの変更はなかった。
共に主導権を握りたい両チームが試合開始からぶつかり合う激しい展開となった。試合は大方の予想通りに法政大がボールを握り、福大が全員守備からのカウンターを狙ってく。福大は前半開始から前線の9 大崎・10 北条・15 永田が法政大DFにプレスをかけていき、中盤で20 重見・5 倉員が縦パスを狙っていく守備を展開していく。個の技術力の高い法政大選手に剥がされる時もあったが、DF 6 田中を中心に硬度の高い守備でゴールを割らせない。
前半8分には法政大30 中川がエリア外からゴールを狙うも、左隅に飛んだボールはGK 菅沼が右手一本でセーブし、ピンチを脱した。前半13分、最大のチャンスが訪れる。9 大崎が相手DFの背後に抜け出し放ったシュート、こぼれ球に12 阿部が反応したシュートは法政大GK 近藤に防がれる。法政大GK 近藤の2本のビックセーブの前に先制点をあげることができない。
攻守ともに手応えを感じながらも、得点をとることができずにいると、徐々に法政大が福大ゴールに迫っていく。
前半27分、法政大FW9 大塚が個人技で突破し放ったシュートはゴール左ポストに救われる。40分には右サイドを突破され放たれたシュートが一度はネットを揺らすも、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
幾度となく法政大の猛攻に晒されるも、主将田中が中心となった守備は硬く、両チームが得点をあげることができずに0−0のスコアレスで前半を折り返した。
後半、法政大はFW4 中居にかえてFW10 飯島を投入し攻撃のギアを上げていく。後半も主導権は法政大が握っていたが、徐々に福大の選手もスピード感に対応できるようになりボール奪取の成功率は上がっていった。お互いに疲れが見え始めた後半15分過ぎには、20重見→24榊原、10北条→11山口の交代カードを切り、24榊原の高さ、11山口の飛び出しを全面に出して法政大に対抗していく。
後半26分には前線からの守備とドリブル突破でスタミナを使い果たした9大崎にかえて7鶴野を投入する。
後半35分、ついに待望の瞬間が訪れる。右サイドでボールを保持すると5 倉員の絶妙なパスに抜け出した12阿部が中央にグラウンダーのクロスを送ると途中出場の7鶴野が左足を振り抜きシュートを放つ。ボールはゴール左ポストに当たって、ゴールに突き刺さった。怪我で戦線を離れていた3年生FWの復帰後初ゴールで福大が勝利に一歩近づいた。
後半37分、法政大に攻め込まれた流れでゴール前にルーズになったボールにはGK 菅沼が相手に蹴られながらも飛び込み、決死のプレーでゴールを守った。法政大は26 細谷にかえてロングスローが武器の13 モヨを投入する。投入から3分間で3本のロングスローを投げ込まれゴール前に張りつけにされるも24榊原、3伊藤が高さを見せつけボールを跳ね返し続けた。
後半ロスタイムは4分の表示。ここで福大にこの試合最大のピンチが訪れる。セカンドボールの拾い合いの中で相手を倒してしまい、絶好の位置でFKを与えてしまう。時間的にラストプレーとなる20 佐藤のシュートは壁が跳ね返し、こぼれ球をクリアしたところで試合終了の笛が鳴り響いた。
ワンチャンスをものにし、チーム全員で猛攻に耐えた福大が夏の王者を下しベスト8へと進出した。
【他会場の結果】
流通経済大学 2ー1 新潟医療福祉大学
国士舘大学 3ー1 鹿屋体育大学
阪南大学 1ー0 関西学院大学
駒澤大学 4ー1 東海学園大学
筑波大学 3ー0 京都産業大学
びわこ成蹊スポーツ大学 2ー2(PK4-3) 早稲田大学
明治大学 3ー0 宮崎産業経営大学
監督コメント
「ウノゼロ、夏の王者法政撃破」
監督 乾 真寛
2年前に対戦した経験を活かし、先制点を取る事を繰り返して話をして送り出した。前半にも、2.3回の決定機があり、決めきれずに0-0のまま、試合終盤まできたが、鶴野の一撃で理想的な形での快心のウノゼロ勝利だった。
決して、引いて守るのではなく、ボールへのプレスを愚直に繰り返し、奪ったあとは素早くカウンターから上手くチャンスを生み出していた。
田中純平を中心に、センターラインの倉員が広範囲にプレーして、デュエルでの出足も素晴らしく、気迫溢れるプレーで法政大の攻撃をはね返し続けた。
後半の半ば、法政大学が選手交代で前がかりになるタイミングで鶴野を投入して、山口とのツートップがカウンターのワンチャンスをモノにした。
前日のミーティング通り、闘志溢れるプレーと一撃で倒す理想的な試合運びが出来た試合だった。
ここまでは、法政大学戦をターゲットに戦略を練り込んできたが、しっかりとアタマを切り替えて3回戦vs阪南大学に向けて準備していきたい。
幸いにも、大きな怪我人もなく勝ち上がってきているので、万全の準備をして次戦に備えます。
沢山の方々に福大サッカー部を応援していただきまして、本当に有り難うございます。まだまだ、貪欲に勝ち上がって行きます。応援よろしくお願い致します。
選手コメント
3年 鶴野
下馬評では確実に法政が勝つと言われていたと思います。しかし、その試合をひっくり返すのが福岡大学です。偶然ではありません。準備してきたことを出し全員が120%の力を出した結果だと思います。
個人的には、途中交代でチームを勝たせるゴールを決めることが出来とても嬉しいです。
右ハムストリングス肉離れでチームに迷惑をかけたので絶対に結果を出すという気持で試合に臨みました。復帰後初シュートが今日のゴールでした!
いつも福岡大学の応援ありがとうございます。次もチームを勝たせます!応援よろしくお願いします。
2年 菅沼
今日の相手は法政と厳しい試合が予想される中、最初から引くのではなく、ボールを奪いに行くことができた。しかし、相手にボールを長い時間持たれる展開となった。苦しい時間帯が続いたが前半を0-0耐え抜くことができた。後半も苦しい時間帯が続くが、少ないチャンスからゴールを決めることができた。そして、試合終盤相手が多くの選手を前線に送り込んでくるが全員で守り抜き、勝利することができた。
ここまで無失点で勝ち進むことができた。
連戦が続くが、また切り替えて次の試合に向けて準備していきたい。
今日も応援していただきありがとございました。
⚽️次の試合のお知らせ⚽️
12/14(火)12:00 kickoff🔥
〇全日本大学サッカー選手権大会〇
vs阪南大学(関西第4代表)
会場は前橋総合運動公園サッカー場で行われます!たくさんの応援よろしくお願いします📣