今回日記を担当させていただきます。
福岡大学サッカー部2年の合戸晴矢です。
「10」
まずは自分が福岡大学に入り、10番をもらうまで、そしてなぜ福岡大学を選んだのかを書こうと思います。
私は中学3年生、15歳の頃、どの高校、ユースに進学するか迷っていた頃、乾監督、杉山監督(福大若葉監督)に出会いました。その時にたくさんの話を聞き、福大若葉へそして福岡大学へ進みプロになろうと決めました。福大若葉は創部2年目で思い描いていた高校サッカーとは違い、最高成績ベスト8、個人としてもチームとしても何の結果も残せませんでした。
そして福岡大学に入学。
私は1年の最初の頃からトップチームに入れてもらい、トップの練習、試合など、たくさんの経験をさせて頂きました。でもいざ大学のトップの練習をやってみると、高校にやっていた日々の練習がどれだけ甘かったか、強度、質、意識、基準がなにもかも違いました。前期は公式戦に全く絡めず、練習についていくのがやっとでした。乾監督に怒られ、怒鳴られ、何をやっても上手くいかず焦るばかりで、自分のプレーの特徴など見失いそうになっていました。
そして、自分の気持ちが落ちている時に、去年10番でキャプテンの北條真汰さん、現アビスパ福岡の重見柾斗さんのお2人にご飯に連れていってもらいました。真汰さん、しげさんが1年生だった頃の話を沢山してくれました。「周りの目を気にせず、怒られないようにプレーするのではなく、自分のプレーを伸び伸びすること」簡単なことですが大事なことを忘れていました。
そしてこの時期を乗り越えられたのは3つ上の「兄」の存在も大きかったです。兄と同じピッチでプレーできるのは今年しかない、この1年はそのためだけに頑張ってきました。
そして9月の関東遠征からチャンスをもらい、後期の九州リーグでは11試合8得点、新人戦では全国大会準優勝、5試合6得点で得点王。そして1つの夢であった「兄」と、インカレの全国大会ベスト8の舞台で一緒にピッチ立ってプレーすることが出来ました。
その結果から九州選抜に入り、今年、2年生ながら10番をつけさせてもらう事ができました。
1年生ですごくいい経験をさせてもらいました。
「福大の10番を背負う意味」
「福大の10番」の使命は自分の得点、チャンスメイクで結果を出してチームを勝たせること。10番を背負ったからには責任、プレッシャーのある中でも絶対的な存在でなければならないと思っています。
10番を背負った今シーズン、自分の力を証明出来た試合はまだありません。チームを勝たせなければならない、焦り、不安が自分のプレーに現れていました。自信が少しずつなくなっているのが分かりました。どこかで、自分の心にある使命感のようなものが邪魔をして、思い切りのプレーが無くなっていることを感じました。こんなんじゃダメだと自分を追い込み、夜眠れないこともありました。もう一度自分の特徴を見直し自問自答しました。自分の特徴はなんなのか、チャンスメイク、ゴール前でのアイディア、シュート。誰かと比べる必要なんてない。「俺は俺でいい」「自分らしく」。
私がサッカーで1番好きな瞬間、ゴールを決めた時にみんなが駆け寄ってきて共に本気で喜び合う、ハグをする、この瞬間のみんなの笑顔が大好きだ。この瞬間をたくさん味わうためならなんでも頑張れる。自分がゴールを決めて試合に勝ち、監督を胴上げし、児玉さん、奈良さんとも本気でハグがしたい。
そして恩師である杉山監督に良い報告がしたい。
みなさん、私を見ていてください。自分らしさを忘れず、絶対的なエースになりチームを全国ベスト4に導きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも福岡大学サッカー部の応援をよろしくお願いします!
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