「原動力」
入部式にて
「はやく二本足で歩けるようになります」と誓ったあの日から1年が経ち、サッカーの楽しみ、苦しみ、おもしろみを感じながら生きています。
先日、6月24日に
“神の子”メッシ
“魔法使い“中村俊輔
”偽サイドバックの原点“ダヴィドアラバ”
(なぜ私は右利き?)
”冴える神采配“村山仁允コーチと共に歳をとり、私は20歳を迎えました。
最近は疲労を感じやすく、喉の乾きも早いため、歳をとったなと身体でわかるようになってすごく残念です。
申し遅れました。福岡大学サッカー部2年の渡邉紘己です。
こうやって自分の気持ちを書いたり皆様に伝えたりすることは好きですが、文章にする能力が低いため、理解できない部分があるかもしれません。
ですが、パッションで押し込んで書いたので是非見てください。
チームの元気印としてこれまでサッカーをしてきた。悔しい思い出も嬉しい思い出もたくさんある。
褒めると調子に乗るタイプなので中学、高校ではボロクソ言われて育ってきた。
高校がいちばん凄かったかな。
何をしても怒られる時期があった。
とある日の練習中の出来事
週末に公式戦を備えていてそのゲームを意識してやろうとチームで決めて練習へ。
この日は晴れていたが、週末の天気予報は雨。
試合会場は福岡フットボールセンター
雨風が酷くなることが予想されるためDFラインは簡単に大きいことをしようとのこと。
自陣右サイドの深い位置からのスローインから実践練習。
システムは4-4-2のダイヤモンド
右サイドバックの吉住は右CBのY君にドカンと蹴ってくれ!というボールを提供。
Y君が蹴るかなーと思ったらまさかのトラップ。
そしてそのまま左CBのワタナベにパスしてきた。
ピピーッと監督の口からホイッスルがなり練習が中断。
監督「おいおいなにやってんだよ、どうすりゃいいんだよそれ」
Y君「すみません。自分が吉住から受けたボールをそのまま相手の背後に蹴るのが正解でした。」
ワタナベの心の中(さすがにそれはそう。笑)
次の瞬間、目と耳を疑うような瞬間が訪れる。
監督「それもそうだけどお前だよ‼️」
身体がビクってして、まさか、とおもいつつ監督の人差し指が指してる方向を見ると
僕でした。
監督「お前がこーしてこーすりゃよかったじゃねえか」
このとき周辺視野で監督を見つつ、周りの選手の反応を見ていたが8割笑っていた気がする。
(サッカーにおいての周辺視野は全く使えない。)
このときなんで怒られたか全く覚えてないが、このように私は何をやっても怒られる存在でした。
毎日馬鹿みたいに怒られてたので怒られることには慣れましたが、自分のか弱いメンタルが強くなることはありませんでした。
チームの雰囲気を常に盛り上げ続ける役目ですが、これには発動条件があります。
【自分のプレーが上手くいっていること】
空中戦で全勝
いい縦パスをつけた
素晴らしいゴールカバーをした などなど
これらのプレーがてきている時は私は声を出し続けることができますが、自分の調子が悪い時は役割を果たせない弱虫です。
誰もこんな下手くそのプレーをずっと見てるわけない。そんなこともわかってます。
それでも自分のプレー次第でパフォーマンスが決まっていってしまう。
「なにもしてない自分が偉そうにチームを鼓舞していいのか」
「なにもしてないやつに指図されたらどう思うんだろう」
こんな言葉が頭に浮かび、行動に移すことが出来なくなります。
調子がいい時の自分は何をしていただろ
1.試合時に髪セットしていた
2.メンテが足りていた
3.朝散歩した
4.試合前のコールドシャワーでビシキマ
などなどいっぱいありましたが、それをしていいプレーができなかったのは次から除外されていくのがワタナベルール。
上手くいかなかった日は同情の声を求めて同期に相談します。
遅刻してきてなんか奢って言うたら逆ギレしてきた重松も、0限で毎回5回ほど指導を受けるワタナベを笑う水本も、2人揃って
「いちいち気にせんでええておまえ」
「課題はわかってるんやからそれと向き合えばいいだけやん」
と言ってくれました。
ごもっとも。その通りだお前ら。
何度も何度も何度も何度もこいつらに相談した。
厳しい言葉も甘い言葉もかけてくれた。
今プレーできていないのに正面から俺と向き合ってくれた。
ほんとにいい仲間を持った。
それでも遅刻したら奢れ。0限の登場回数殿堂入りの俺を笑うな。
なんのために、誰のために、サッカーをしているのか、何がワタナベを突き動かしているのか。
ハッキリしていることがある。
ビデオ通話を繋いでご飯を食べたり、朝4時からうどんのウエストでくさい話をする地元の仲間のため。
某大学の指定校推薦落ちたくせ、周囲猛反対の中、プライドで浪人して関西外語大学の後期入試で枠バカ少ないのにボーダー30オーバーで受かった親友のため。
金ないのに高校の友達とか女の子にはめちゃくちゃ奢って見栄はるくせ、時給くそ高いし、めちゃくちゃ楽しい言ってたアルバイト辞めて都道府県魅力度ランキングワースト2位の魔境にこもって夢に向かってペンを走らせてる尊敬している人のため。
大好きな仲間、家族のため。
自分の状況は随時連絡しているこの人たち。
もっといい報告がしたい。強くなりたい。
何回マグっても立ち上がる。
まだ2年生じゃなく、もう2年生。
今ある時間を大切に。
ファイヤー渡邉、滾ります。
ご清聴ありがとうございました。
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