「覚悟」
今回選手日記を担当します。福岡大学サッカー部2年の長太陽寛です。
私は北海道の石狩市で生まれ育ちました。石狩市と言われてもピンと来ないと思うので少し紹介します。札幌市に隣接する石狩市は比較的新しい市で、市域は南北に長く、小樽と札幌そして増毛町まで長大な海岸線を持つ町です。豊かな自然と美しい海、四季折々の景観、海の幸と山の幸がある素敵な場所です。そんな場所で育ったので、私は釣り、キャンプ、スキーなどアウトドアが大好きです。
北海道に来た際にはぜひ足を運んでみてください。
そんな大好きな地元で、私は小さい頃からたくさんの自然に囲まれ、たくさんの人から多くの愛情を受けて育ちました。私がサッカーを習い始めたのは小学2年生の夏ですが、幼稚園の頃から暇があれば友達とボールを蹴っていたと思います。サッカーを習い始める時、母に畳の上で正座して「勉強を疎かにしないし家の手伝いもちゃんとやるからサッカーを習わせてください」と真剣にお願いしたのを今でも覚えています。サッカーが何よりも楽しくて最高なのはあの頃から今も変わっていません。ゴールを決め仲間と喜び合うあの瞬間のためなら辛いことも乗り越えられます。
前置きはここまでにして本題に移ります。
「心臓を捧げよ」
これは私が大好きなアニメ、進撃の巨人の有名なセリフです。心臓を捧げるのだからまさに決死の覚悟を表しています。
“決死の覚悟”
早くも大学生活1年半が経とうとしているが、私にこの覚悟はあっただろうか。
確かに毎日の練習、食事・睡眠・ケアどれも妥協してないしストイックな生活をしていると言える。私は私の生活の「マイルール」「ルーティン」のこだわりが強い。ルーティンをやり遂げないと気持ち悪くて寝られないから大変。でもそのルーティンが今の、これからの私を生成している。良い生活のルーティン化これ自体は良い事だと思う。しかし、思うような結果が出ていないのが現実。
「仕方ないでしょ。世界は残酷なんだから」
これは進撃の巨人に登場するミカサのセリフで、かつての仲間と闘う覚悟を決められないエレンに言ったものです。私たちの世界(サッカー)では常に競争があり比較される。しかし、サッカーの試合で負けたって、ライバルとの競争に負けたって死なない。でも、勝者には常に人が集まるし、結果を出した人が正義。敗者がどんなに素晴らしい過程を話したところでなんの意味も持たないし、誰も興味を持たない、弱いやつ、負けたやつに人は集まらないしついてこない。私はその両方を実際に経験しているのでよく分かる。今の私は過程を積み上げてるだけの敗者でしかない。私はこの現状が嫌だ。しかし、私はこの過程が無駄だと思ったことは1度もない。この過程に「価値」を「意味」を持たせるのは「未来」の私だ。成長にこだわり成功するまで、報われるまでやり続ける。
“戦わなければ、勝てない”
弱い自分と決別し覚悟を決めてサッカーと向き合うことをこの日記に誓います。
まずはIリーグ九州得点王、そして必ずチームを全国に導くゴールを決めます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
今後とも福大サッカー部の応援をよろしくお願い致します。
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