今回、選手日記を担当させていただきます。
福岡大学サッカー部3年の塚本哲平です。
普段使ったこともなさそうな言葉も使いながら、全力で書いてみましたので、最後まで読んでいただけると幸いです。
「根拠のない自信」
具体的には、本当の自信というのは「根拠のない自信」から作られるということ。
この言葉は、高校時代に常々言われていた言葉で、今でも度々思い出す。
ということは、それだけ無意識に自分自身の頭に刻み込まれているのだと思う。
「根拠のない自信」とは、特別に技術が突出しているとか、実績があるといった、根拠があるわけではないけれど、自分が自分自身に対して一番自信をもっているということであると思う。
初めてこの言葉を聞いたとき、正直意味がわからなかった。
けれど、自分が1番いいプレーをしている時を考えてみると、どれも「なんか今日はやれる」という「根拠のない自信」が体のどこからか湧き出てきて、ネガティブな思考がなく、無意識に良いプレーができていた気がする。
例えば、ジャンケンでも「ポン」の直前に「あ、負けそう」と思ったら負けるし、「勝てるな」と思ったら勝てる。これは、自分だけなのかもしれないが、過去の戦績からすると、本当にそうなる。
だから、自分はジャンケンをするときは「余裕で勝てる」と呪文のように言い聞かせている。(※たまに負けるけど)
テスト期間に謎の余裕がでてくるのもこれの一種なのかもしれない。
こう考えると、様々な人たちが言うように脳で思い込んだことは、良くも悪くも、自分が思っている以上に現実となっていくのだと日々感じる。
選手日記を書くにあたって、自分の中で明確になっていなかったこの言葉の意味についてもう少し考えてみた。
初めは過信でもいい。それでもいいから、自分に自信を持って、何事にも臨んでみる。そして、「根拠のない自信」によって生まれた成功体験から、本当の意味での自信が生み出されるのだ。
「根拠のない自信」というのは、自分が1歩先に踏み出すきっかけを与えてくれるもので、この自信の重要性がすごく分かるようになった。
昨シーズンの自分は、Aサテにいたものの、Iリーグでチャンスを掴むことはできず、全くと言っていいほど自信がなかった。
楽しみなはずの週末のスタメン発表がとても憂鬱だった。
俺の方がいいだろっていう反骨心すら薄れてしまっていた。
それは全て自分自身の自信の無さからきていたもので、自信をつけるための取り組みも少なかった。
だから、自信というのは文字通り自分を信じることから始まるように、大学3年目の今シーズンはこれまで以上に自分に期待していきたい。
たとえ失敗したとしても「根拠のない自信」でもう一度チャレンジしていけばいい。
そして、失敗から学んで掴んだ成功が、本当の自信となって最高のパフォーマンスに繋がると信じて日々のトレーニングに向かっていきたい。
これまで2年連続で敗れてきたIリーグ決勝で、今年こそは勝って優勝する。大好きな4年生のためにも。
その舞台に自分自身が立って活躍する姿を、これまでお世話になった沢山の方々に届けられるよう、まずは全力で1年間を駆け抜けたい。
拙い文章ではありましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからも福岡大学サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。
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