本日、行われました第71回全日本大学サッカー選手権大会 1回戦の結果について報告させていただきます。
【第71回全日本大学サッカー選手権大会1回戦】12/8 福岡大学 2-2 (PK 5-6)中京大学
1回戦 12月8日 11:00 Kick off @第一カッターフィールド 気温:11℃ 天気:晴れ
福岡大学 2(1-1)2 中京大学
PK 5-6
得点者
福岡大学:15分 重見、53分 永田、
中京大学:12分、59分
福岡大学メンバー表
スターティングメンバー | サブ | ||||
ポジション | 背番号 | 名 前(交代) | ポジション | 背番号 | 名 前(交代) |
GK | 16 | 菅沼一晃 | GK | 1 | 中野翔 |
DF | 3 | 磯谷駿 | DF | 17 | 不破将生 |
DF | 5 | 伊藤颯真 | DF | 4 | 大川智己 |
DF | 12 | 橋本悠 | DF | 2 | 末次章悟 |
DF | 22 | 合戸倫太郎out’69分 | DF | 13 | 内田裕也in’69分 |
DF | 18 | 岡田大和 | FW | 24 | 榊原琉太in’69分 |
DF | 14 | 森喜大out’101分 | FW | 11 | 山口隆希 |
MF | 6 | 重見柾斗 | FW | 9 | 大﨑舜in’101分 |
MF | 10 | 北條真汰out’83分 | FW | 7 | 鶴野怜樹in’83分 |
MF | 8 | 永田一真 | |||
FW | 15 | 中山桂吾out’69分 |
マッチレポート
全日本大学サッカー選手権大会初戦。福岡大学は東海地区第3代表の中京大学との初戦となった。
前半12分、中京大学の攻撃を1度はクリアするもラインが揃わずロングボール1本で抜け出され失点。
前半15分、失点した3分後に橋本が右サイドを突破し、クロス。永田がPA内で体を張って粘り、前向きに来た重見がゴール右隅に突き刺し同点に追いついた。
後半8分、橋本のロングフィードが相手のクリアミスを誘い、永田が抜け出す。落ち着いて流し込み、逆転。
後半14分、ルーズボールの処理のところで右サイドPA内でボールをロストしそのまま失点。2-2となった。
そのまま試合は流れ、延長の末決着が付かず、試合はPK戦へ。
5-6で敗戦。福岡大学のインカレは終わった。
監督コメント
監督 乾 真寛
「全国ゼロ勝、無念のPK負け終戦」
夏の総理杯、全国大会での初戦敗戦から、9月以降にチーム力を更に積み上げてきたはずだったが、またしても、初戦で無念のPK負け、結局今季を全国大会ゼロ勝のまま終えた。
今季は九州内公式戦無敗の完全優勝を達成したが、終わってみれば、全国大会を勝ち抜く為の”真の厳しい試合経験“が不足していたのかもしれない。
コロナ禍で、ここ3年間春先の関東、関西勢との大学交流戦やJサテライト組との練習試合など、格上との厳しい試合経験が全く積めていないことも大きく影響していると言わざるを得ない。
九州地区の代表校は、夏冬共に全チームが初戦敗退の事実から、全体的なレベルダウンを自覚するしかない現状ではある。
その意味では、大切なのは理解しているはずなのに、立ち上がりの時間帯、前半12分DFライン背後のスペースに左から斜めに走り込まれてあっさり失点。
しかし、チームは動揺することなく、勇気を持って反撃を開始し、失点からわずか3分後の前半15分、すぐに重見が同点弾を決めて、1-1の振り出しに戻した。
ハーフタイムでも、冷静に対応策を話し合い、後半開始早々8分に橋本の縦パスに永田が上手く抜け出し、2-1と見事な勝ち越し弾を決めてリードした。
しかし、ここから中京大学も、次々と交代カードを使い、攻撃陣を活性化させる策を打ってきた。
自陣ペナルティエリア内の攻防で、一度は、奪ったボールを不用意に奪い返されロスト、2-2とされる手痛い失点だった。
せっかくリードしながら、この失点で振り出しに戻り、中京大学も勢いよく攻め返してきた。
その後は、GK菅沼が再三ビッグセーブを連発して、ピンチを迎えても冷静に守り抜き、2ー2で延長戦に突入した。
交代出場FW榊原の高さや鶴野、大崎のスピードでチャンスを作り出すものの、永田、鶴野は決定機を決めきれず、セットプレーでも惜しい場面はあるが、攻め切れずPK戦に突入。
PK戦では、相手3人目の失敗で一度は優位に立ちながら、福大4人目、6人目が外し、最後は8人目がポストに弾かれ万事休す。
試合全体としては、リードした後の2失点目が流れを大きく左右したと言わざるを得ない。
油断なのか、過信なのか、一瞬のミスからの手痛い失点だった。
中京大が精神的に生き返り、球際や切り替えでも激しく戦い、より難しい試合にしてしまった。
福大も交代カードも投入して流れを取り戻す場面もあったが、FW陣に勝ち越し弾を決めて土壇場で勝ち切る勝負強さがあと少し足りなかった。
決して負けてはいないが、全国大会初戦敗退のまま、あっけなく今季終戦となった。
これで最後の大会となる四年生たちには、昨年度のベスト8を上回り、もっともっと全国大会での劇的な試合をさせてあげたかったが、「九州無敗ながら、全国ゼロ勝」という残酷な現実と共に2022年は、突然に終わりを告げた。
最後のインカレとして我々が目指したものには、遠く及ばず残念でしたが、たくさんの怪我や困難を乗り越え、一年間を通して強く、激しく戦い抜いたチーム、選手たちを誇りに思います。
今季も福大サッカー部への熱いご声援ありがとうございました。
選手コメント
4年 永田一真
夏の借りを返す為、望んだインカレでした。
先制されたものの、同点にし、逆転までは自分たちのシナリオ通りでした。
しかし、そこから追いつかれてしまいPK戦の末、敗北しました。
1年間を通して本気で全国で活躍する福岡大学サッカー部を目指してきましたが、一回戦敗退という結果を皆様に届けることになり本当に申し訳なく思います。
誰のせいでもなく、自分たち自身の力が足りず、負けてしまい本当に悔しいです。
でも、3年生以下の選手たちにはこの悔しい気持ちを糧にして貰いたいです。
日々の練習から意識してきましたがこのような結果になりました。
この世界では結果が1番なので、全国では勝てなかった世代と言われますが、それ以上のものをこのチームに残せたと胸を張って言えます。
僕は幸いにもプロの世界でまたサッカーに挑戦できます。
この感謝の気持ちを持ち、福岡大学で培った経験を活かし、成長し続けていきます。
これからも福岡大学サッカー部の応援、支援よろしくお願いします。
皆さん、応援ありがとうございました!
4年 鶴野怜樹
本日の試合をもって2022シーズンが終了しました。チャンスを作りながらも決めきれなかった事に4年としてキャプテンとして責任を感じています。もっともっと4年生とサッカーがしたかったですし後輩にはもっと上の景色を見せてあげたかったです。この大会の経験や悔しさを忘れずに目標を達成できるように頑張って欲しいと思います。
4年間本当にありがとうございました。
これからも福岡大学サッカー部の応援よろしくお願い致します。