福岡大学サッカー部は、部署制度という取り組みをしています。
とりまとめ部署として「成長戦略部」と「総務部」。そして「成長戦略部」の下に、
応援部、広報部、審判部、地域貢献部、強化部、用具部、スカウティング部、企画運営部
で合わせて8つの部署が活動しています。
強化部とは?
今回はその中の1つ、強化部の紹介をさせていただきます。
強化部は、部員のコンディション管理、マックス測定、セミナーなどを行なっています。
今年から、新しい取り組みとして、ヨガを導入しました。
サッカー部の部員の中に世界80カ国以上、
世界で通用する全米ヨガアライアンスRY200という
ヨガインストラクターの資格を取得している学生がおり、
選手としても活動し、また、ヨガインストラクターとしても活動しています。
毎週金曜日21時から22時半まで
総合体育館のトレーニングルームを借りてサッカー部の選手を対象に、
90分間ヨガのレッスンをしています。
毎週金曜日 福岡大学総合体育館にて21:00〜22:30の時間で行っているのヨガの様子
また、木曜日には福岡大学サッカーグラウンドで朝7:00から朝ヨガも行っています。
木曜日の朝7:00〜8:00でサッカーグラウンドでヨガの様子
福岡大学サッカー部は、毎日高いレベルで強くなるためにハードな練習を積んでいます。ヨガには筋力や柔軟性が高まる効果もありますが、
選手によって重要な「休息」について効果があることがわかっています。
特に大事な試合の前はプレッシャーがかかることでストレスが溜まり、
脳に良くない影響が出ることがあります。それによって、夜の睡眠の質が下がり、
結果として体のメンテナンスができなくなってしまいます。
そうなると怪我のリスクも高まりますし、
パフォーマンスも低下し悪いサイクルに陥ってしまいます。
ヨガをすることで、フィジカル面だけではなくメンタル面もスッキリさせ、
心身ともにリラックスさせて落ち着いた状態に持っていくことができます。
心身のメンテナンスという面でも、ヨガで選手をサポートしていきたいと考えています。
現在、ヨガは世界中のサッカー界で注目されています。
2014年にW杯で優勝したドイツ代表が
ヨガインストラクターとタッグを組んだと発表しました。
ドイツ代表に対して、精神的、肉体的なサポートが行われ、成果を挙げたといわれています。
日本のスポーツ界では長友選手、イチロー選手、錦織圭選手など
世界で活躍しているトップアスリートたちも積極的にヨガを取り組んでいます。
ヨガによるサッカーへの効果
・身体の柔軟性
・可動域向上
・体時の軸
・安定性向上
・体幹強化
・インナーマッスル強化
・精神的サポート
・集中力向上
・リラックス効果
・体と向き合う
・セルフメンテナンス意識
・眠りの質向上
このようにヨガには様々な効果があります。
サッカーだけではなく多くのスポーツにおいて必要な要素がたくさんあります。
実際にヨガを体験した感想
・体が楽になった、スッキリした
・思考がクリアになった
・体が柔らかくなった、可動域が広がった
・自分の内側に意識を向けれた
・リラックスできた、快眠できた
・呼吸が楽になった
今後もヨガの活動を通して、選手一人一人と向き合っていきたいと思います。
講師紹介
渡邉 翔太(わたなべ しょうた) 法律学部経営法学科三年 出身校 筑紫高校
福岡大学サッカー部で大学1年生の時に接触で肩を怪我して
リハビリ中にパフォーマンス向上の為にヨガと出逢い、
その世界に触れヨガの哲学など本質を深めたいと思い
18歳で全米ヨガアライアンスRYT200を取得。
サッカー部では選手をしながら、ヨガのインストラクターの活動もしており、
お寺ヨガ、出張ヨガ、デイサービスなど
糸島ヨガ凪で毎週月曜レッスン担当。
ワークショップ、ヨガイベントなどを主催をしている。
自分自身の勉強と、ヨガの普及のため、1万人ヨガチャレンジといって
無料で1万人に出張ヨガをするという挑戦をしながら、
様々な世代にヨガを伝える活動をしている。
サッカーで怪我してサッカーを出来なかった経験から
もっと身体に感謝することを伝えたいと思い
生まれてから毎日休まず頑張っている身体の1つ1つの部位、
細胞に感謝をして自然治癒力を高めるヨガであるTHANKS Yogaを提唱。
来年はインドにヨガを深めるために修行に行く予定である。
インドから帰国後日本中のヨガスタジオ巡りと勉強会などに参加し
サッカーとヨガに携わる仕事をしていくために現在勉強中。THANKS YOGAのロゴマーク